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ふじつぼ

メンバーインタビュー#5 けんぴさん(3年)

更新日:2021年5月21日

第5回のインタビューは「オオカミになりたい」でお馴染みの地域生態システム学科のけんぴさんです!

けんぴさんはMOWゼミ副代表として活躍していたバイタリティーのある人です。

動物系部活・サークルに多数所属して活動しているけんぴさんの大学ライフは必見ですね✨


 

けんぴさんのプロフィール

学部・学科:農学部・地域生態システム学科(通称:地シス)  

学年:3年

出身:埼玉県 

通学時間:片道1時間 (電車・歩き)


 

インタビュー(全13問)


Q1.なぜ農工大に?

まずオオカミになりたくて。オオカミになるにはどうしたらいいのかを中学生の時に考えて、まず詳しくなりたいと考えました。オオカミの研究をしている人の検索をしてみたら東京農工大学の先生の名前が出てきたので、中学生の時から「農工大」というワードは頭の中にありました。


高校生になってもう1回進路をちゃんと考えた時に、自分のやりたいことが野生動物保全だっていうことに気付きました。それが学べるのが農工大の地域生態システム学科だったので、農工大第一志望で来ました。


▲農工大牛舎の仔牛を眺めるけんぴさん。地シス学科Tシャツの「僕らはみんな生きている」という言葉が好き。



――「オオカミになりたい」って思った理由がすごく気になります!


オオカミになりたいのは、オオカミの毛色と琥珀色の目がすごくかっこいいからです。一目見た瞬間に「あ、やばいかっこいい!」って思ったので、一目惚れに近いんです(笑)


Q2.兼部・兼サーしてる?


 してます。狩り部と野生動物研究会とツーリングカヌー部です。 狩り部の活動はメインが狩猟で、サブが野生動物観察みたいな感じ。逆に野生動物研究会はメインが野生動物観察です。雰囲気の違いもあります。狩り部は自由な雰囲気。けど、いざとなると頼りがいのある人が多い。野生動物研究会はほんわかした雰囲気。


 カヌー部に入ったのは、オオカミが泳いで渡る距離を移動したいと思ったからです。狼は50 km ぐらいを泳げるんですけど、人間は泳げないなーと思って。「じゃあカヌー乗るしかない!」って思って入部しました。



Q3.どんなバイトしてる?

 今は定期的なバイトはしていなくて、お金が欲しい時に派遣バイトをしています。私がよく入るのが軽作業って呼ばれるもので、1日中ちょっと軽い運動をするみたいな体力勝負系の仕事ですね。今度のバイトは本の仕分けをします。



Q4.今期の時間割はどんな感じか教えてください!


必修→無印,自由選択→黄色マーカー

対面→赤文字,オンライン→黒文字



Q5. お世話がある1日とない1日のタイムスケジュールを教えてください!


 お世話のある日です。お世話が終わった後も、牛を見てます。オンデマンド授業だからこそ、融通が効きます。



お世話の無い日です。



Q6.なぜMOWゼミに?


友達(ニックネーム:ムスカリ)連れられて行った牛舎で初めて子牛を見て、めちゃくちゃ可愛くって入りました。これもまた一目惚れに近い感じです 。

大動物好きなんですけど、私自身は動物アレルギーで毛が生えてる動物がダメで飼ってません(笑)



Q7.どうやって入ゼミした?


友達(ムスカリ)の紹介です。



Q8.MOWゼミのおすすめポイント、楽しいところは?


 いっぱいあるんですけど、一つ目は子牛と触れ合えるところです。二つ目は面白い仲間がいっぱいで、やりたいことを一緒にやってくれる人たちがいるところです。


楽しいところはやっぱりハンドリングかな。たまにめちゃくちゃ大変なんだけど、だからこそうまくいった時にすごく楽しいなって思います。



Q9.MOWゼミの苦労するポイントは?

 

 今はやってないんですけど、ちょっと前までシフト係で苦労しました。シフトをかなり配慮して組んでたので、すごい気を遣いました。初心者の1年生同士をペアにしないとか、ハンドリングとかが苦手そうな子と、得意そうな子をペアにするとか。



Q10.あなたにとって「牛」とは?


答えは出てないし、出るのかどうかも分からないけど、可愛くて頼りがいがあって、美味しいっていういろんな感情が同居する動物だと思います。牛がいなかったらお世話のために朝起きることもなくて、生活リズムがめちゃくちゃ乱れてたと思うし、癒しも足りなくって心が荒んでたと思う。命を頂いてるとかあんまり気にしないたちなんだけど、やっぱり牛に触れて、「生きるって何だろうな」みたいなことはだいぶ考えました。なので、MOWゼミに入るまでは精神的に未熟だったかなって思う。


 確かに狩り部でも野生動物をいただくことはあるけど、一過性の関係だと思ってます。MOWゼミは長期的な関係を持った上で食べるっていう行為があるから、そこは他の動物とは感情の動き方が違うなって思う。出荷されるのは嬉しいんだけど、同時にちょっとだけ寂しいです。でも「寂しいというのも自分のエゴだなー」っていう気持ちを上から俯瞰して見てる感じ。



Q11.MOWゼミの副部長だったけんぴさん。これからの野望は?


 私の野望は、この東京都近辺の畜産に興味がある人達と一緒に、牛のお世話をすることです。畜産業界への恩返しみたいなのができるかなって思います。



Q12.受験生へ一言!(中高生むけ)


 どんな大学に行ってもそこで楽しむのが一番いい生き方なんじゃないかなって思いますね。大学生活はすごい楽しいですよ!辛いこともあるけど、それを楽しめるように努力はしてるつもりです。受験も楽しんでもらえたらいいんじゃないかな。



Q13.新入生へ一言!(農工大に入学した人向け)


 特に農学部の人に伝えたいのが、農家さんと関わる機会は1回は持っといた方がいいんじゃないかなっていうことです。インターンシップとかバイトとか何でもいいので農家さんのもとで作業内容を学んだり、一緒に暮らしてみると良いと思います。実際私の中でもそういう機会がすごくいい経験になってるので、挑戦してみて欲しいなと思います。


 あと、農工大の人たちは、みんな優秀だし心の底に熱いものを持っているので、一緒に面白いことをやってほしい !


 

インタビュアーの感想


Q10に対するけんぴさんの考えが非常に印象的でした。

複数の視点を持つようにして、「命をいただくこと」、「生きること」に対する答えを模索する姿勢が素敵です。

そして、野望は是非実現させましょう!


MOWゼミに入って、牛のお世話をするうちに新しい考えや感情に気付けるかもしれません。

興味がある農工大生は是非実際にお世話をして、生き物との関わりを感じてみてください。


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